ブラック施設の見極め方

近年、苛酷な労働環境の中で仕事をさせるブラック企業の問題が深刻となっています。そんな中、特に気をつけなければいけないのが介護業界です。

というのも、介護業界は人手不足が深刻であり、ハードな現場が多く、他の業種に比べてブラックな現場の割合が高い傾向にあります。

こうしたブラックな施設で仕事を続けていると、気が付かないうちに体に負担が掛かってしまい健康に影響が出ることも考えられるため、早めに転職を決断することが重要です。

施設の見極めのポイントはいくつかありますが、比較的わかりやすい判断材料が労働時間です。

日本では労働基準法によって働ける時間は1日8時間、1週間で40時間と定められています。
介護職のように夜勤の仕事が含まれる業種は勤務日数が変則的になることから、月換算で160時間内の勤務が基本です。

これを越えた場合は残業という形になりますが、月に40時間以上残業がある場合は違法となります。また、残業に対して通常支払われる賃金が貰えないサービス残業を強いる施設もあるため要注意です。

そのほかの施設の判断基準として毎月の給料が挙げられます。
介護職に対して賃金が安いというイメージを持っている人は少なくありません。実際の働きに対して、十分な収入が得られないのは、国を挙げての問題になっています。

しかし、絶対的に収入が低いとは言えず、実際は資格や夜勤の有無などで大きく給与は変わってきます。
そんな中、資格を持っていても手当が出ないような場所があるのも事実です。こういった職場は全く評価をしてくれないブラック施設の可能性が高いため、別の施設を検討した方がいいでしょう。